医療機関に多い「休日は4休8週」について

医療機関で活躍する看護師の求人募集を見ると、4週8休になっている事が多いようです。これは、看護師の一般的な休日を表しますが、同じ4週8休でも違いがあるのをご存知ですか?働く上で休日がどのくらいあるのかは重要なので、この違いを把握しておく事が大切です。

4週8休というのを1年間の休日で換算してみると、年間104日の休みがあることになります。一般的な企業では、年間120日以上の休日がある場合が多いので、看護師の休日は少ないということがわかります。そもそも4週8休というのは、4週間の間に8日の休日が割り振られるという事です。極端な話になりますが、最初に8日間休んだら、その後は20日連勤にする事もあるということになります。これは月単位ではなく、あくまで4週区切りで計算されるので、月単位で考えてしまうとズレが出てきます。そのため、月によっては、休みが少ない場合もあるということになります。

このような勤務形態の事を、変形労働時間制と言います。看護師が働く現場は、シフト勤務の必要性があるため、変形労働時間制が認められています。医療現場では土日でも診療を行っている所が多く、そのため、毎週土日に休めるとは限りません。入院病棟のある病院では特に、決まった日に休めないという事があり、4週8休を取り入れているといわけです。しかし、看護師として働きながらも、なるべくたくさんの休みが欲しいと考えている方もいると思います。そういう時は、求人を探す時に年間休日をしっかり確認しておくようにしましょう。